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AirPods Pro 3:初代ユーザーが「買い替えるべきか」を徹底検討

AirPods Pro 3 Apple
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2025年9月10日、Appleが新たに発表した AirPods Pro 3。進化を遂げたAppleのフラッグシップイヤホンです。

ただ、こうした新製品が登場すると、多くの人が「今使っているもので特に不満はないけれど、買い替える価値があるのか?」と悩むはずです。この記事では、筆者自身が iPhone 15ユーザーであり、初代AirPods Proを今でも日常的に使っている 立場から、AirPods Pro 3がどのように進化したのか、そして「不満がないユーザー」にとっても購入する理由になるのかを徹底検討していきます。

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AirPods Pro 3の主要アップデート

Apple公式発表および各種報道を整理すると、AirPods Pro 3の進化点は次のとおりです。

  1. ノイズキャンセリングの大幅強化
    • 初代比で約4倍、Pro 2比で2倍のノイズ低減性能(Apple公式発表による)。
    • 通勤電車、飛行機、カフェといった騒音環境で、静寂さをより実感できる。
  2. 音質の進化
    • 新しいマルチポート音響構造と次世代アダプティブイコライゼーションを搭載
    • これにより、低音のレスポンスがよりタイトに引き締まり、ボーカル帯域が強調されるチューニングになっている。
    • Appleは「広がりのあるサウンドステージ」をうたっており、空間オーディオの自然さも増している。
  3. フィット感の改善
    • 本体がやや小型化
    • 新型のイヤーチップはフォーム材が入っている
    • XXS〜Lの5サイズ展開
    • これらにより、パッシブ遮音が向上し、かつ、装着感が良くなるため、長時間使用でも安定感を保てる。
  4. バッテリー寿命
    • ANCオンで最大8時間再生(初代は約4.5時間)。
    • ケース込みで24時間以上。
    • 長距離移動や作業中でも電池切れを心配しにくい。
  5. 耐水・耐塵性能
    • IP57に対応。初代のIPX4から大幅強化。
    • 雨天やワークアウト時の利用に安心感。
  6. 新機能の追加
    • 心拍センサーで運動時の健康データを取得可能。
    • ライブ翻訳に対応し、旅行や外国語環境での会話をサポート。(発売日時点で日本語には対応していない模様。2025年末までに対応予定)
    • USB-C対応MagSafe充電ケース。

これらのアップデートを総合すると、AirPods Pro 3は「音質」「ノイズ制御」「使い勝手」のすべてを底上げしたモデルといえます。


初代ユーザーが感じる“買い替えのインパクト”

では、筆者のように「初代で特に不満がない」ユーザーが買い替えたとき、どれくらいの変化を実感できるのでしょうか。実際の使用シーンごとに考えてみます。

1. 通勤・移動中

初代のノイズキャンセリングでも十分と感じていましたが、地下鉄や飛行機では「低音域のゴーッという騒音が少し残る」ことがありました。AirPods Pro 3は、Appleが公式に「初代比で最大4倍のノイズ低減効果」と説明しているように、この弱点をほぼ解消してくれるレベルの進化を遂げていることが期待できます。周囲の騒音をさらに抑え込むことで、音楽やポッドキャストへの没入感は一段と高まるでしょう。

2. 音楽リスニング

正直、初代の音質に大きな不満はないという人も多いはずです。しかし、AirPods Pro 3では新たに導入されたマルチポート音響構造と次世代アダプティブイコライゼーションにより、音の解像度とバランスが明らかに改善しているように見受けられます。特にAppleの説明では「低域のレスポンス強化とボーカルの明瞭化」が謳われており、実際に聴くと低音がタイトに引き締まり、ボーカルがより前に出てくる印象があります。ロックやポップスだけでなく、クラシックやジャズのように音場表現が重要なジャンルでこそ進化を実感できるはずです。

3. ワークアウトや屋外利用

初代は汗や雨にやや不安がありましたが、IP57の防塵・防水でその心配は大幅に軽減。ランニングや突然の雨でも気兼ねなく使えるのは大きな安心材料です。

4. 長時間利用

初代を長時間使うと「少し耳が疲れる」という人も少なくありません。AirPods Pro 3は小型化・軽量化が進んでおり、さらにイヤーチップが豊富になったことでフィット感の自由度が増しています。これにより、仕事や勉強中に何時間も付けっぱなしにしても快適に過ごせるでしょう。

5. 新機能を活用するシーン

健康管理や海外旅行の機会がある人にとっては、心拍センサーやライブ翻訳機能は魅力的です。特にApple Watchを持っていない人にとって、運動中の心拍測定がイヤホンだけでできるのは大きな利点でしょう。


購入のデメリット・注意点

もちろん、完璧な製品ではありません。AirPods Pro 3を購入する際に考慮すべき点も整理しておきます。

  1. 価格
    • 日本での定価は39,800円(税込)。
    • 高額ではあるが、AirPods Proシリーズの価格としては据え置き。
    • AppleCare+が5,800円(税込)。初代で何度か「片方のみ聴こえない」「充電ができない」などの不具合があったため、テクニカルサポートの1年延長は価値があると思う。
  2. 付属品
    • 充電ケーブルは同梱されないため、USB-Cケーブルを持っていない場合は追加購入が必要。
  3. ケース込みのバッテリー時間
    • 本体の再生時間は伸びたものの、ケース込みの総再生時間はPro 2を下回る。
  4. 新機能の完成度
    • ライブ翻訳は対応言語や精度に制限がある可能性。
    • 心拍測定も医療機器レベルではなく、あくまでフィットネス用途に限定される。
  5. 初代の“まだまだ現役感”
    • 初代でも音楽・通話・ノイキャンは十分実用的。
    • 「最新機能を使いたいかどうか」が最大の分かれ道になる。
    • 初代と同じロスレスに対応していない

価格と中古市場の視点

  • AirPods Pro 3の定価:39,800円(税込)
  • 初代AirPods Proの中古買取価格の相場:5,000〜10,000万円前後(状態により変動)

つまり、初代を中古で手放せば、実質的な追加負担は最安で3万円前後に抑えられる可能性があります。この差額で「ノイズキャンセリングの圧倒的向上」「防水性能の安心」「新機能」を得られると考えれば、投資対効果は悪くないといえるでしょう。


結論:不満がなくても買う価値はあるか?

AirPods Pro 3は、単なる小幅なアップデートではなく、“初代から大きな飛躍” を遂げたモデルです。特に以下のポイントに魅力を感じる人には、強くおすすめできます。

  • 通勤・通学など騒音環境での使用が多い人
  • 音楽や映画をより高音質・高臨場感で楽しみたい人
  • 運動や屋外利用での耐久性を重視する人
  • 健康管理や翻訳といった新機能を活用したい人

逆に、

  • 「外ではあまり使わない」
  • 「初代での音質やノイキャンに十分満足している」
  • 「予算に余裕がない」

といった人にとっては、買い替えを急ぐ必要はありません。

最後に

筆者自身、初代AirPods Proに大きな不満はありませんでした。しかし、AirPods Pro 3の進化点を冷静に見ていくと、「今のままでも十分だけど、買い替えたら確実に日常がもっと快適になる」ことが分かります。

39,800円の投資が、これからの数年間の毎日の音楽体験・移動・仕事の質を確実に高めてくれる。

そう考えると、不満がなくても背中を押される価値はある──それがAirPods Pro 3の本質的な魅力だと思います。

と言いつつ、筆者はロスレス対応に淡い期待を抱いていたせいか、購入を躊躇する悩みの沼に沈んでいますので、もう少し悩んでみようと思います。

参考

AirPods Pro 3は究極のオーディオ体験をもたらします
Appleは本日、世界で最も人気のあるヘッドフォンをまったく新しいレベルに引き上げる、AirPods Pro 3を発表しました。

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