初代(第1世代)を長年愛用してきましたが、ついに最新のAirPods Pro 3が届きました! 実際に街中で使い倒して見えてきた、スペック表だけではわからない「リアルな使用感」をお届けします。初代ユーザーはAirPods Pro 3へ買い換えると幸せになれると思います!
1. 驚異のノイズキャンセリング:もはや「静寂」のレベルが違う
Appleが謳う「ノイズキャンセリング性能4倍」は伊達ではありませんでした。
- 低音の消失: 車の走行音や工事現場の重低音は、文字通り「ごっそり」削り取られます。
- 中高音の処理: 完全に無音にはなりませんが、薄く、遠くで鳴っている程度まで抑え込まれます。
- 風切音: 初代に比べればかなり抑えられていますが、多少は聞こえる印象です。
2. 音質への「正しい期待値」:耳に優しいAACの魅力
音質については、あえて「過度な期待は禁物」と伝えたいです。 通信形式は依然としてAACであり、LDACやaptX Losslessといった高音質コーデックには対応していません。しかし、そこにこそAirPods Pro 3の真価があると感じています。
主要Bluetoothコーデック比較表
| コーデック | 最大ビットレート | サンプリングレート/量子化ビット数 | 圧縮方式 | 主な特徴・得意なこと |
| AAC | 最大 320kbps | 最大 48kHz / 24bit | 非可逆 (Lossy) | Apple製品の標準。 低ビットレートでも効率が良く、聴き疲れしにくい。 |
| LDAC | 最大 990kbps | 最大 96kHz / 24bit | 非可逆 (Lossy) | ハイレゾ相当。 情報量が非常に多いが、通信が不安定になりやすい。 |
| aptX Lossless | 最大 1.2Mbps | 44.1kHz / 16bit | 可逆 (Lossless) | CD音質を維持。 圧縮でデータを捨てない。Snapdragon Sound対応機が必要。 |
「CD品質」と「ハイレゾ」の違い:
- aptX Losslessは「CDの音(44.1kHz/16bit)」を1ビットも漏らさず届けることに特化しています。
- LDACは「CD以上の情報量(96kHz/24bit)」を扱えますが、無線で飛ばすために**一部のデータを間引いて(非可逆)**います。
AACが「耳に優しい」理由:
- AACはAppleが長年チューニングを重ねてきた方式です。無理に情報量を詰め込まず、人間の耳に聞こえにくい部分をカットする効率的な圧縮を行うため、私が感じた「曖昧さによる聴き心地の良さ」に繋がっています。
接続の安定性:
- ビットレート(通信量)が高ければ高いほど、人混みなどでは音が途切れやすくなります。AirPods Pro 3がAACを使い続けるのは、「音が途切れない」という体験を音質以上に優先しているAppleらしい設計思想と言えます。
感想
- 聴き疲れしない音: 良い意味で「曖昧」で情報量が多すぎないため、長時間聴いていても耳に優しく、非常に心地よいです。
- Appleエコシステムでの最適解: iPhoneやMacで、外で手軽に聴くには最高のバランスです。
- 高音質を追うなら: より濃厚な音を求めるなら、AndroidとLDAC対応イヤホンの組み合わせの方が幸せになれるでしょう。
3. バッテリー性能:実戦テストの結果
音楽を聴きながら70分間ウォーキングした際の消費電力は以下の通り。
- 使用時間: 70分
- バッテリー残量: 100% → 82%
このスタミナなら、通勤・通学や長時間の作業でも安心して使い倒せそうです。
4. 【Tips】ケースから音がする? その正体は
使っていると、たまにケースから小さな音が聞こえることがありました。「故障かな?」と不安になりますが、実はこれ、「探す」機能や充電状態を知らせるための仕様。 iPhoneの「設定」>「AirPods」から「充電ケースのサウンドを有効にする」を確認してみてください。仕様だと分かれば安心ですね。
5. 装着感とイヤーチップの課題
標準のイヤーチップは非常に軽いのですが、私の耳(穴が大きめ)ではLサイズでも歩いているうちに少しずつズレていく感覚がありました。
実は今回のAirPods Pro 3、イヤーチップの仕様が従来と異なるため、現時点でサードパーティ製の選択肢が非常に少ないです。
- 現在の主な選択肢: Comply(コンプライ)、ADVの2社程度。
今後、各社から参入があると思われますが、私は一足先にComplyのチップを購入しました!こちらの装着感の変化については、改めて別記事で詳しくレビューする予定です。
まとめ
AirPods Pro 3は、音楽を「鑑賞」する道具というより、日常の「背景」を上質にするための、Appleユーザーにとって最高のライフスタイルツールだと確信しました。

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