ジーンズの色落ちは「写真では伝わりにくい」部分が多いものです。光の当たり方やカメラ設定で印象が大きく変わってしまうため、客観的に比較するのは難しいですよね。
そこで今回は、所有しているレプリカジーンズを対象に、写真から抽出した色をHEXカラーでパレット化してみました。色を抽象化することで、ブランドごとの色落ち傾向や経年変化を客観的に比較できるようになるか、試してみました。
今回比較したジーンズ
- RESOLUTE 710(4年)
 - TCB JEANS 60’s(4年)
 - TCB JEANS SLIM 50’s T(3年)
 - TCB JEANS 40’s(1年)
 - DENIME 220A(2ヶ月)
 
いずれもヴィンテージではなくレプリカモデルです。それぞれ括弧内に履き込み年数を示しております。それぞれ履き込み年数が異なりますので参考になればと思います。
前提
- 洗濯頻度は、汚れたら洗濯機で洗濯しており、あまり色落ちへのケアはしていない
 - パレット抽出用の写真は、iPhone15で、ほぼ同じ条件(光源は日光)下で撮影した。フィルタなどは通していない
 
ジーンズごとの色落ちとパレット
RESOLUTE 710(4年)
- 細身ストレートの代表格。
 - 色落ちは青みを残しながら、アタリ部分が淡くフェード。
 - パレットからも「濃紺→ブルー→白っぽいアタリ」のグラデーションが明確。
 

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TCB JEANS 60’s(4年)
- 赤みを帯びたインディゴが特徴。
 - 履き込むと茶系のニュアンスが出やすい。
 - パレットでも「ブルーとブラウンの混ざり」が見える。
 

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TCB JEANS SLIM 50’s T(3年)
- 60’sより深いインディゴで、縦落ち感が強い。
 - 3年履き込みで中間的な色合いを示す。
 - パレットでは「濃いブルー+グレー寄りのフェード」が確認できる。
 

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TCB JEANS 40’s(1年)
- 太めシルエット、まだ濃い色が残る段階。
 - パレットでは「深いブルー+白アタリ」のコントラストが強い。
 

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DENIME 220A(2ヶ月)
- 履き込み浅く、ほぼリジッドに近い状態。
 - 「新品の濃紺」を基準点として比較に役立つ。
 - パレットでもほぼ深いブルーが占める。
 

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色落ち比較と考察
5本を並べてみると、ブランドごと・年数ごとに傾向が見えてきます。
- RESOLUTE:青が強く残り、全体に爽やかなブルー系フェード。
 - TCB 60’s:茶系のニュアンスが混じることで、ヴィンテージ感が出る。
 - TCB SLIM 50’s T:縦落ち感がはっきりし、中間フェードを楽しめる。
 - TCB 40’s:まだ濃紺が中心で、これからの変化が期待できる。
 - DENIME 220A:リジッド状態の基準色として比較に有効。
 
パレットにすることで、単なる写真以上に「ブランド横断の違い」や「経年変化の軌跡」が分かりやすくなりました。

まとめ
ジーンズの色落ちは主観的に語られることが多いですが、色を抽象化してHEXパレット化することで客観的に比較できることが分かりました。(色が占める割合なども考慮できるとよりわかりやすいかなとも思っています。比較方法の検討をこれからも検討していきたいと思っています。)
今後さらに履き込みが進めば、同じ方法でパレットを更新していくことで「新品から10年後まで」の色変化を追跡することも可能です。ジーンズ購入を検討している方は、ぜひ「自分が好きな色落ち」をイメージする参考にしてみてください。
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