「画像をPDFに変換したいけれど、手順が分からない」「WEBPやHEIC形式の画像も変換したいけど、どうすれば?」と悩んだことはありませんか?
**この記事の結論(先に手順だけ知りたい方へ)**
- 1. PDFにまとめたい画像をまとめて選択する
- 2. 先頭にしたい画像の上で右クリック →「その他のオプションを表示」→「印刷」
- 3. プリンターに「**Microsoft Print to PDF**」を選んで「印刷」
- 4. ファイル名と保存先を指定して保存
JPEG・PNGならこれだけで1つのPDFになります。順番・向き・用紙サイズを思いどおりにするコツと、WEBP・HEICや大量の画像を扱う方法は、このあと順番に説明します。
「スマホやスキャンで撮った画像を、1つのPDFにまとめたい」という場面は、仕事でもプライベートでも意外と多いですよね。実はWindows 11なら追加アプリを入れずに、JPEGやPNGをまとめてPDF化できます。
この記事では、まずOS標準のいちばん簡単な手順を最新の画面で整理し、そのうえで多くの方がつまずく「ページの順番」「勝手に回転する」「用紙サイズ・余白」「Microsoft Print to PDFが見当たらない」といったポイントの直し方までまとめます。最後に、標準機能では扱えないWEBPやHEIC、フォルダ単位の大量処理に向けて、自作アプリ imasup もご紹介します。
この記事はWindows 11(バージョン 24H2 / 25H2 を想定)の画面で説明します。Windows 10 をお使いの方は、2025年10月にサポートが終了しているため、可能であればWindows 11へのアップグレード、またはこの記事の後半で紹介するアプリの利用をおすすめします。
1. まずは標準機能で。複数の画像を1つのPDFにまとめる
手順1:まとめたい画像をすべて選択する
エクスプローラーで、PDFにしたい画像をまとめて選びます。選択方法はお好みで構いません。

- フォルダ内のすべてを選ぶなら
Ctrl + A - 連続したファイルなら、先頭をクリック →
Shiftを押しながら末尾をクリック - バラバラに選ぶなら
Ctrlを押しながらクリック
ポイント:このあとの「ページ順」は選択のしかたで決まります。 詳しくは後述しますが、思いどおりの順番にしたいときは、先にファイル名を
01_,02_… のように連番にしておくと確実です。
手順2:右クリック →「その他のオプションを表示」→「印刷」

並べたい先頭の画像の上で右クリックし、メニューから「その他のオプションを表示」を選びます。

Windows 11では、従来のメニュー(Windows 10で見慣れた一覧)がこの中に格納されています。続いて「印刷」をクリックしてください。
小さなコツ:右クリックした画像が、PDFの1ページ目になります。 「どれを先頭にするか」を意識して右クリックすると、仕上がりの順番が安定します。
手順3:プリンターに「Microsoft Print to PDF」を選んで印刷

「画像の印刷」画面が開きます。プリンターの一覧から「Microsoft Print to PDF」を選び、右下の「印刷」をクリックします。これは紙に印刷するのではなく、PDFファイルとして書き出すための仮想プリンターです。
ここに「Microsoft Print to PDF」が見当たらない場合は、後述の「うまくいかないときの対処」をご覧ください。すぐに復活させられます。
手順4:ファイル名と保存先を指定して保存


保存ダイアログが表示されるので、ファイル名と保存先を指定して保存します。できあがったPDFを開くと、選んだ複数の画像が1つのファイルにまとまっているはずです。
2. ページの「順番」を思いどおりにする
「まとめたら順番がバラバラになった」というのは、いちばん多い悩みです。標準機能では、基本的にファイル名の昇順(名前順)と選択時の起点で順番が決まります。確実に並べるなら、次のどちらかがおすすめです。
- ファイル名を連番にする:
01_表紙.jpg,02_本文.jpg… のように、先頭にゼロ埋めの番号を付けると、名前順がそのままページ順になります。1, 2, …, 10だと1, 10, 2…の順に並ぶことがあるため、桁を揃えるのがコツです。 - エクスプローラーの並びを「名前」順にしてから選択:表示を名前の昇順に整え、
Ctrl + Aで選ぶと、見たままの順番になりやすいです。
細かいページ入れ替えを何度もやり直したい場合は、標準機能だと手戻りが増えがちです。並べ替え前提の作業なら、後述のアプリのほうが快適なことがあります。
3. 「向き(回転)」と「用紙サイズ・余白」を整える
勝手に縦・横が回転してしまう
横長の画像を入れると、用紙の向きに合わせて自動で90度回転して配置されることがあります。下記の通り、PDF単位での用紙の向き(縦・横)を設定できますが、ページごとに用紙の向きは設定できません。





- それでも気になる場合は、事前に画像側を正しい向きに回転・保存してから取り込むと安定します(スマホ写真は撮影時の回転情報がアプリ間でずれることがあるためです)。
用紙サイズ・余白・「フレームに合わせる」
「画像の印刷」画面では、用紙サイズ(A4・L判など)や1枚に並べる枚数、**「写真をフレームに合わせる」**のオン/オフを選べます。
- 余白を減らして大きく見せたいときは「フレームに合わせる」をオンに。
- 写真全体を切らずに収めたいときはオフにすると、見切れを防ぎやすいです。
4. うまくいかないときの対処
「Microsoft Print to PDF」がプリンター一覧に無い
PDFソフトの導入などをきっかけに、この仮想プリンターが消えてしまうことがあります。次の手順で有効化できます。
Windows + Rを押し、optionalfeaturesと入力して Enter(「Windowsの機能の有効化または無効化」が開きます)。- 一覧から「Microsoft Print to PDF」を探し、チェックを入れて「OK」。
- 必要に応じてPCを再起動します。


すでにチェックが入っているのに使えない場合は、いったんチェックを外して再起動 → もう一度チェックを入れると、入れ直し(クリーンインストール)になります。それでも直らないときは、Windows Updateで最新の更新を適用してから再度お試しください。
ファイルサイズが大きすぎる
高解像度の写真をそのまままとめると、PDFが重くなりがちです。メール添付など「読む・共有する」用途なら、取り込み前に不要な余白をトリミングしたり、解像度を少し下げたりすると扱いやすくなります。
画像が1枚だけのとき
1枚だけでも手順は同じです。1ファイルを選んで右クリック →「その他のオプションを表示」→「印刷」→「Microsoft Print to PDF」でPDFになります。
5. WEBP・HEIC・大量のフォルダは、標準機能だと手間。imasup を作りました
- WEBP や HEIC(iPhoneの写真に多い形式)は、標準の「印刷」ではうまく扱えないことがある
- サブフォルダに分かれた大量の画像を、フォルダごとにPDF化したい
- ページの並べ替えや余白の細かい調整を何度もやり直したい
こうした場面のために、手前味噌で恐縮ですが、私が imasup(イマスプ)というWindows用アプリを開発しました。ドラッグ&ドロップやフォルダ指定で、複数画像をまとめてPDFにできます。
imasupでできること
- 対応形式が広い:JPEG・PNGに加え、WEBP・HEICにも対応
- フォルダ単位の一括処理:画像が入ったフォルダを指定して、まとめてPDF化
- 画像の並べ替えや画像ごとの余白・ページの向きなどの調整が手軽
- オフライン動作:画像をネットにアップロードしないので、扱いに気をつかう書類でも安心
| 項目 | 標準機能(Print to PDF) | imasup |
|---|---|---|
| 対応形式 | JPEG, PNG | JPEG, PNG, WEBP, HEIC |
| 画像の指定方法 | エクスプローラーで選択 | ドラッグ&ドロップ/フォルダ指定/サブフォルダの一括スキャン |
| 一括変換 | 対応 | 対応 |
| 並べ替え・余白調整 | 限定的 | 細かく設定可能 |
| 動作 | OS標準 | オフライン動作 |
個別モード
画像のあるフォルダを指定、もしくはドラッグ&ドロップで取り込み、PDF変換ができる。

まとめて処理モード
画像がフォルダごとに整理されているフォルダを指定することで、まとめて取り込み、PDF変換ができ、ファイル名に階層を表現することも可能。

WEBPやHEICを日常的に扱う方、サブフォルダを含む大量の画像をまとめて整理したい方には特に便利だと思います。Microsoft Store から入手できます。
まとめ
- JPEG・PNGを1つにまとめるだけなら、Windows 11の標準機能(右クリック →「印刷」→「Microsoft Print to PDF」)が最短です。
- 仕上がりを安定させるコツは、ファイル名の連番(順番)と、用紙の向き・サイズ(回転・余白)を先に整えること。
- 「Microsoft Print to PDF」が無いときは、
optionalfeaturesから有効化できます。 - WEBP・HEICや、フォルダ単位の大量処理は標準だと手間になりがちなので、その場合は
imasupをお試しください。
手元のWindowsのバージョンによって表記や画面が少し違うことがあります。迷ったときは、本文のリンク先(Microsoft公式)もあわせてご確認ください。
参考(本記事で参照・確認した情報)
- Microsoft Learn:Windows 11 リリース情報(現行バージョン 24H2 / 25H2 の確認) https://learn.microsoft.com/ja-jp/windows/release-health/windows11-release-information
- Microsoft サポート:Windows 11, version 24H2 のサポート終了に関する案内(Windows 10/古い版からのアップグレード判断の参考)
https://learn.microsoft.com/ja-jp/windows/release-health/status-windows-11-24h2 - Microsoft Q&A:「Microsoft Print to PDF」を追加・有効化する方法(optionalfeatures からの再有効化手順の確認)
https://learn.microsoft.com/en-us/answers/questions/5912013/how-to-add-print-to-pdf


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