手順サマリー:PDFの結合はMacの「プレビュー」やWindowsの「Microsoft Print to PDF」、分割はプレビューの「ページを削除」や「ページを抽出」、圧縮は「印刷→PDF再保存」や画像解像度の下げ方で対応できます。数ファイル・数ページならOS標準で足り、数十ファイル以上や画像からの大量PDF化はimasupなどPC向けツールの出番です。
PDFは書類提出や資料共有の定番ですが、「複数ファイルを1つにまとめたい」「必要なページだけ抜き出したい」「ファイルサイズを小さくしたい」といった場面で、毎回どのアプリを使えばいいか迷うことがあります。
この記事では、追加ソフトを入れずにPDFの結合・分割・圧縮をOS標準機能でこなす方法を、Windows・Mac・iPhone/iPadで横断的に整理します。Windows 11で画像をPDFにする、Macで画像からPDFを作ると合わせて読むと、画像→PDF→結合・分割まで一連の流れが見えてきます。
結合:複数PDFを1つにまとめる
Mac(プレビュー)— 最も直感的
- プレビューで結合したいPDFの1つ目を開く。
- メニュー「表示」→「サムネール」を表示。
- サムネール欄に、追加したいPDFファイルをドラッグ&ドロップする。
- ページ順をサムネールで並べ替え、「ファイル」→「書き出す」で保存。
Macではプレビューが結合の定番です。Finderから複数PDFを選んで右クリック「クイックアクション」→「PDFを作成」でも、画像とPDFを混ぜて1ファイルにできます(Macの画像→PDF記事参照)。
Windows — Print to PDFで分割・再保存
Windows標準にはMacのプレビュー相当の「PDF結合専用アプリ」はありません。Microsoft EdgeでPDFを開き、「印刷」→ プリンターに「Microsoft Print to PDF」を選ぶ方法が基本です。
- 分割(ページ抜き出し):印刷ダイアログで「ページ範囲」(例:1-3, 5)を指定してPDFとして保存。
- 結合:Edgeだけでは追記結合が難しいため、Macのプレビューに送るか、1ファイルずつ作ってからMac側で結合するのが現実的です。Windows単体で頻繁に結合する場合は、Microsoft公式のPowerToysなど無料ツールの追加を検討する選択肢もあります(公開前に最新機能を確認してください)。
iPhone/iPad(ショートカット)
複数PDFを1つにまとめるショートカットは、「ファイルを選択」→「PDFを結合」(または各PDFを順に処理)で構成できます。画像からPDFを作る流れはショートカットで画像→PDFの記事と地続きです。
分割:必要なページだけ抜き出す
Mac(プレビュー)
- プレビューでPDFを開き、サムネールを表示。
- 不要なページを選択して「削除」= 残したいページだけのPDFとして保存。
- または「ファイル」→「選択したページを新規PDFとして保存」で、必要なページだけを別ファイルに。
「削除」と「抽出」のどちらでも分割できます。削除は「不要なページを落とす」、抽出は「必要なページだけ新規ファイルに」という使い分けです。
Windows
- EdgeでPDFを開き、印刷ダイアログで「ページ範囲」(例:1-3, 5)を指定 → Microsoft Print to PDFで保存。
- ページ単位の細かい操作はMacのプレビューより手間がかかるため、数ページの抜き出し向きです。
iPhone/iPad
標準だけでは分割が弱いため、MacやPCに送って処理するのが確実なことが多いです。結合は「ファイルを選択」→「PDFを結合」のショートカットで対応できます。
圧縮:ファイルサイズを小さくする
PDFの「圧縮」は、大きく分けて次の2アプローチがあります。
1. 画像解像度を下げる(中身がスキャン画像のPDF向け)
- Mac:プレビューで「ファイル」→「書き出す」→ Quartzフィルタで「PDFを軽量化」等(環境により名称が異なる場合あり)。
- Windows:PDFを画像として再保存してからPDF化し直す、または画像→PDFの段階で解像度を下げる。
2. 印刷→PDF再保存(汎用)
多くのPDFは、「印刷」→「PDFとして保存/Microsoft Print to PDF」で1回再生成すると、サイズが小さくなることがあります。ただし、テキストPDFでは効果が限定的な場合もあります。
| 元PDFの中身 | 圧縮の効きやすさ | おすすめ手段 |
|---|---|---|
| スキャン画像だらけ | 高い | 解像度を下げて再PDF化 |
| テキスト中心 | 低〜中 | 印刷→PDF再保存を試す |
| 画像+テキスト混在 | 中 | 画像部分の解像度調整 |
デバイス別の使い分け表
| 作業 | Mac | Windows | iPhone/iPad |
|---|---|---|---|
| 結合 | プレビュー(最強) | Edge印刷+PowerToys等 | ショートカット |
| 分割 | プレビュー | Edgeのページ範囲印刷 | PC/Macに送る |
| 圧縮 | プレビュー書き出し | 再PDF化 | 基本はPC向け |
| 画像→PDF | クイックアクション | 写真アプリ等 | ショートカット |
数ファイル・数ページならOS標準で十分。数十ファイルの結合やフォルダ単位の画像PDF化は、imasupや大量PDF化ガイドの出番です。
便利化Tips:日常のPDF作業を速くする
- Mac:プレビューのサムネール結合を常用する(Mac画像→PDFと同系統)。
- ファイル名:結合後に「document (1).pdf」だらけにならないよう、日付+内容(例:
2026-06-領収書まとめ.pdf)の命名規則を決める。 - 提出前:ページ順・不要ページ・ファイルサイズ(メール添付なら10MB前後が目安のことが多い)を確認。
画像・PDFハブとのつながり
- 画像→PDF:Windows 11 / Mac / iPhoneショートカット
- 大量・フォルダ単位:imasup / 大量PDF化ガイド
- スクショ整理:撮り方・整理術
「撮る→PDF化→結合→提出」まで、まずOS標準で足りる範囲を押さえ、限界が来たらPC向けツールへ、という順番が迷いにくいです。
よくある質問(FAQ)
Q. Macのプレビュー以外で結合できますか? A. AutomatorやFinderのクイックアクションでも可能です。日常使いではプレビューのドラッグ&ドロップが最も手軽です。
Q. 圧縮すると画質はどの程度落ちますか? A. スキャンPDFでは解像度を下げるだけでサイズが大きく減ることがあります。テキストPDFでは効果が限定的な場合もあります。
Q. パスワード付きPDFは結合・分割できますか? A. パスワード解除後でないと編集できない場合があります。社内PDFなどは、権限のある環境で解除してから操作してください。
まとめ
- 結合はMacプレビューが最強。WindowsはEdge印刷+補助ツール、iPhoneはショートカット。
- 分割はプレビューの「削除」か「ページ抽出」、Windowsはページ範囲印刷。
- 圧縮は画像系PDFほど効果大。テキスト中心は効果限定的。
- 大量処理はimasupへ。画像→PDFは各OSの記事とセットで読む。
PDF作業は「どのOSで何をするか」を決めておくだけで、毎回のアプリ探しがなくなります。まずは手元の1ファイルでプレビューかEdgeを開いて、結合・分割を試してみてください。
参考(本記事で参照・確認した情報)
- Apple サポート:MacのプレビューでPDFを結合する https://support.apple.com/ja-jp/guide/preview/prvw264a/mac
- Apple サポート:MacのプレビューでPDFからページを削除する https://support.apple.com/ja-jp/guide/preview/prvw35825/mac
- Microsoft Learn:Microsoft Print to PDF(Windows) https://learn.microsoft.com/ja-jp/windows/win32/printdocs/print-to-pdf
- Microsoft Learn:PowerToys 概要 https://learn.microsoft.com/ja-jp/windows/powertoys/


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