「出来る限りいい音で、音楽を聴きたい」という動機から、FiiO M11とCampfire AudioのOrion CK、雨の日はRHA CL750を利用しています。
現状でも満足しているものの、耳が痛くなり、あまり長く音楽を聴くことが出来ないときもあります。
なぜ耳が痛くなるのか、それは、イヤーピースで耳道を密着させ、外音を遮断してイヤホンが発出する音のみを聴こうとしているためです。
JH AudioのRoxanneをカスタムで作れば痛みは解消するのかな、とも思う時もありました。ただ、予算もないため、現状維持を続けていた次第です。
前置き
iOSやmacOS、iPadOSのデバイスをお使いであれば、AirPods Proの購入は、一考の価値はあると思います。しかし、androidですと、bluetoothのコーデックでAACが対応されていないものもありますので、ご注意ください。ちなみに、FiiO M11は、AACに対応していないため、SBCでの接続となりました。Apple Storeの在庫追加のタイミングは、朝8時ごろ
発売直後、Apple Storeや量販店では品切れ状態でしたが、日曜日を除く8時前後にApple Storeのサイトで、各店の在庫が追加されるとの情報を得て、私は、2019年11月4日にApple Storeで購入し、丸の内でピックアップしました。ページが見つかりません
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AirPods Proを購入した動機
正直、AirPodsを利用していた時の次の不満から、購入するつもりはありませんでした。- 保証期間が1年
- 外音によって、聴きたい音楽が聴きづらい
- 耳にフィットせず、外れてしまう
AirPodsに対する不満
保証期間が1年
Apple製品の標準の保証は、製品購入後1年間のハードウェア製品限定保証と、90日間の無償テクニカルサポートです。1年の保証は、正直不安です。過去、所有していたAirPodsは購入から1年1ヶ月経過して片耳から音が出なくなり、保証対象外で片耳だけ購入したことがあり、非常に残念な思いをしました。 しかし、2019年9月から提供されたAppleCare+ for Headphonesを製品購入後30日以内に3,400円(税別)で購入することで、保証やサポートが2年間に延長されるようになりました。保証が2年間であれば、安心して利用できる環境が整ったものとし、この不満は解消されました。
外音によって、聴きたい音楽が聴きづらい
AirPodsは、オープン型やインナーイヤー型と言われる、耳の入り口にイヤホンを引っ掛けるタイプです。一般的に音の抜けが良いとされますが、遮音性は低いです。就寝前の寝室など、静かな場所で聴く分には問題なく聴き取れますが、電車に乗っていたり、雑踏の中だと外音にかき消され、楽曲が聴こえませんでした。 AirPods Proは、次の解決策でこの不満を解消してくれました。- カナル型となったことで、シリコン製のイヤーチップが耳にフィットするため、オープン型と比較してある程度外音を遮断してくれる
- アクティブノイズキャンセリングによって外音を弱めてくれる


耳にフィットせず、耳から外れてしまう
上述のように、AirPodsは、オープン型で、耳の入り口に引っ掛けるタイプのイヤホンです。そのため、街を歩いていて不意に耳から外れてしまったりしました。また、AirPodsは軸が長いため、肩に引っかかって耳から外れてしまうこともありました。 AirPods Proでは、次の解決策でこの不満を解消してくれました。- カナル型となったため、装着が安定した
- 軸の長さが3cmくらいから、1.5cmくらいに短くなったことで、肩が触れるような心配はしなくてよくなった

使ってみて、実感する「快適さ」
耳への負担が少ないこと
耳道が圧迫されず痛くならない
一般的なカナル型のイヤホンは、音の出る軸となる部分にイヤーチップを被せる構造なので、耳に合うイヤーチップでないと軸によって耳道が圧迫されてしまいます。対して、AirPods Proは軸を突起させずに、イヤーチップを取り付けています。イヤーチップ自体は柔らかいシリコンで出来ており、これが「耳が痛くならない」理由だと思います。

AirPods Proを耳にフィットさせる
iPhoneを使って、AirPods Proのイヤーチップが適切なサイズか、チェックすることができます。 設定>Bluetooth>AirPods Proのiボタンをタップし、AirPods Proの設定画面を表示します。

音量を過度に上げる必要がない
アクティブノイズキャンセリングやカナル型を採用したことで、外音を遮るため、小さな音量でも十分に音楽を楽しめるようになりました。一般的なカナル型のイヤホンでは外音を聴こえなくするために大きめの音量で聴いていて、少なからず耳に負担がありました。音の角がまるく、聴き疲れしない
Noble FALCONやRHA TrueConnectなど、繊細さや量感といった表現が高レベルな完全独立型イヤホンは多々あります。リンク
AirPods Proは、それらとは違う「快適さ」に主軸を置いている印象を持っています。
高音域や中音域は、粗めの粒度で乾いているものの、角は丸いため、耳に刺さるような事はありません。一方、低音域は柔らかく、暖かいです。全体としては、調和しているものの、空気感や余韻といった情報が少なく、極端に言えば音が抽象化されている印象です。この「情報量が少ない」ことで、聴き疲れさせず、身体的な快適さを演出しているのかなと思っています。
個人差があると思いますが、私の場合、AirPods Proでは、3時間程度連続で音楽を聴いていても聴き疲れることはありません。
使ってみて実感する「気軽さ」
携帯性
AirPods Proの充電ケースは、AirPodsのものよりも少し幅があり、厚みも少し増しているものの、それでも他のBluetoothイヤホンと比較するとコンパクトな部類に入ると思います。ズボンの前ポケットに入れていても、邪魔な感じはありません。
聴きたいとき、すぐに使える
音楽聴きたいな、と思ったら、前ポケットからケースを取り出して、AirPods Proを耳につけるだけです。AirPods Proを耳につけると自動でiPhoneと接続してくれます。 例えば5分の空き時間が出来たら、サクッと聴いて、サクッとしまうような、気軽に音楽を楽しむことができるようになりました。電池のもち
AirPods Proはアクティブノイズキャンセリングをオンにして連続4.5時間の再生が可能です。また、AirPods Proを充電ケースに入れて5分間充電することで、1時間の再生が可能です。 充電ケースで何度か充電しながら24時間以上の再生が可能です。 充電ケースは、Qi対応の充電マットの上に置くと、充電ケースのステータスランプが8秒間オレンジ色に点灯します。8秒経つと消灯してしまうので、充電しているかはiPhoneで確認するしかないようです。充電中はステータスランプがオレンジ、満充電で緑色で点灯するとわかりやすいのですが。


気になること
音の途切れ
基本的に途切れないです。東京駅、秋葉原駅、新橋駅で一度も途切れませんでした。ただ、PayPayでしはらうとき、必ず音が途切れます。結論
AirPods Proは、次のような方には最適なイヤホンだと思います。- iPhoneを使っている
- 気軽に快適に音楽を楽しみたい
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