この機能を試してみました。
前提
- iPhone8 iOS 12.4
- FiiO Music 1.4.0
- M11 ファームウェア 1.0.6
- FiiO Music
- M11から有線のイヤホン
手順
1. iPhone と M11 が同じネットワーク内にあることを確認する
iOSのFiiO Linkは、現時点ではBluetoothは対応しておらず、Wifiでしかつなぐことが出来ません。2. M11のFiiO Music でFiiO Link の設定
左上の歯車マークをタップして設定メニューからFiiO Linkをタップします。 サーバーモードを有効にします。 次の写真のようにM11のIPアドレスが表示されます。iPhoneのFiiO Music でFiiO Link の設定
左上の歯車マークをタップして設定メニューからFiiO Linkをタップします。 接続先のIPアドレスを入力するダイアログが表示されるので、M11で表示されたIpアドレスを入力してOKをタップします。 以下のような画面になり、M11と接続出来ました。家のWifiで使ってみてわかったこと
家のWifiで使ってみました。全般
- iOSのFiiO Musicはサクサク動く。また、M11ともリニアに動作する
- M11でアルバムアートが表示されていても、iOSのFiiO Musicアプリでは一覧ではアルバムアートが表示されない。再生している曲を開くとアルバムアートが表示される
あれ、思ったより利便性を感じない、、、
操作感もいいのですが、あまり利便性を感じませんでした。 Wifiが使えるような、例えば、自宅でMacでコーディングしながら、M11で音楽を聴くときにFiiO Linkを利用するかといえば、しないかなと思います。というのは、直接M11を操作すればいいからです。つまり、FiiO Linkは、M11を直接操作できない、またはしづらい状況でこそ輝きを放つのでは、という当たり前のことに気がつきました。
私にとってFiiO Linkが必要な場面は、外出しているときだと思う
- M11はiPhoneと比べると、大きく、重く、角張っているので取り回しが悪く、外出時はできれば直接操作したくない
- ズボンの後ろポケットからM11を取り出すのは億劫
- ズボンの前ポケットにM11を入れると嵩張って、心地悪い
- いっぽう、iPhoneは大きさや重さで比較しても取り回しがしやすいし、電車に乗っているときはだいたいiPhoneでなにかしているから、すぐにFiiO Musicを操作できる
iPhoneでテザリングしてFiiO Linkを使う
シーン1: 30分の散歩
夜、音楽を聴きながら散歩をするのですが、その時にテザリングで試してみました。M11は、PureMusicモードです。iPhoneの電池の消費は8%でした。一方、M11の消費は4%と普段通り。iPhoneはテザリングしていると、割と電池を消費することがわかりました。
冨田ラボのアルバムを聴いていて、「この曲誰が歌ってるのかな?」とiPhoneを取り出すシーンが3回ありましたが、このためにiPhoneに負荷をかけるのは、費用対効果は低いかなと言うのが、正直なところ。
シーン2: 1時間の通勤
電車や徒歩での通勤時に使ってみました。FiiO Musicアプリをアクティブにしていない待機時は、M11とのコネクションが切れているみたいで、再度、FiiO Music アプリをアクティブにすると自動で接続し直しているように見えますが、操作していてほとんど気になりません。
実際にiPhoneからM11を操作した回数は3回で、次のような契機でした。
- アルバムのすべての曲を再生完了した
- 違う曲が聴きたくなり、曲やアルバムを探す
- 再生している曲名を確認する
結論
iPhoneからM11を操作できるのは便利だと思います。今回、実際に使ってみて、私の音楽再生スタイルでは、次の理由からこの機能はあまり使わないこともわかりました。
- 私は主にTidalアプリで音楽を楽しんでおり、あまりFiiO Musicを使っていない(そもそも)
- テザリングは、容量に余裕があるとはいえ、常用することは精神的に追い込まれる気がする
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