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AWSでゲーム用のPCを作って遊んでみる

Mac
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AWSでゲームをするためのWindows PCを作って遊んでみようと思います。
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動機

あまりゲームをやる方ではないのですが、サイバーパンク2077には興味があり、ちょっとやってみたいなと思っていました。しかし私には、PS4やWindows PCといったゲームをする環境がありません。
ゲーム用のPCを自作するのは、ケースを考えたり、電源のスペースを考えたりするのは面白そうで、非常に興味があります。しかしながら、CPUやグラフィックボードの陳腐化の速度を考えると、購入に踏み切る勇気が私にはありませんでした。 そんな折、次の記事を読み、AWSで気軽に(そこまで気軽ではない)やってみようかなと思った次第です。
ゲーミングPCをクラウドに作る 概要 – icecream
温泉や旅行、AWSを中心とした技術のめもなど。

やろうと思ったこと

AWSのEC2でGPUが利用できるインスタンスを使えば、もしかしたらゲーム用のPCを購入せずに、手持ちのMacで気軽に快適なゲームライフを送れるのではないかと思っていました。

結論

  • コスト: 以下のAMIで、インスタンスタイプはg4dn.xlargeを選択しました。1時間100円くらいでしょうか。
    AWS Marketplace: NVIDIA Gaming PC – Windows Server 2019
  • パフォーマンス: ベンチマークの良し悪しがわからないのですが、バイオハザードのベンチマークを動かした時は、動きも滑らかでした。ファイナルファンタジー15はやや快適の評価でした。
バイオハザードのスコア
バイオハザードのスコア。とても快適らしい。
ファイナルファンタジー15のスコア
ファイナルファンタジー15のスコア。FHDの標準だと快適。
ファイナルファンタジー15のスコア
ファイナルファンタジー15のスコア。高品質でやるとやや快適。
  • すぐにできる?: 私の考慮が足らないせいか、できませんでした。私の手順では環境の初期構築に30分はかかる。ただし、2回目以降は、インスタンスを立ち上げるだけなので、5分くらいで立ち上げが可能
参考として、インスタンスのライフサイクルについての記事を置いておきます。
インスタンスのライフサイクル – Amazon Elastic Compute Cloud

手順

こちらの記事を参考にいたしました。
https://troches.jp/contents/tech/518

1. AWSでインスタンスを起動する

  • AMIでNVIDIA Gaming PC – Windows Server 2019を指定しました。
  • インスタンスタイプは、g4dn.xlargeを選択しました。手順では、スポットインスタンスを指定とありますが、私の場合、アカウントを作りたてだったせいもあり、承認が降りませんでしたので、オンデマンドでインスタンスを作ります。
  • ストレージは、ルート(Cドライブ)を120GBにしました。このインスタンスタイプは、125GBが付いてきます。後でDドライブに割り当てようと思ったのですが、一度インスタンスを停止すると、Dドライブがまっさらになってしまうので、ゲームのインストールはCドライブにしたほうが良いかなと思いました。
  • セキュリティグループでは、RDPを追加しました。(インスタンスが起動したら、RDPでインスタンスに接続して、設定をおこなうため)

2. RDPで起動したインスタンスにログイン

  • RDPをMac App Storeでインストール。
    ‎「Microsoft Remote Desktop」をMac App Storeで
  • 「インスタンスに接続」でRDPクライアントを選択して、「リモートデスクトップファイルのダウンロード」をクリックする。ダウンロードしたファイルをRDPへドラッグする
  • パスワードをクリックして、自動生成されるパスワードをコピーする
  • RDPへドラッグしたらできたインスタンスをクリックして、パスワードを入力して、Windowsへログイン

3. 言語設定など

  • 言語設定を日本語に(あまり意味がない)
  • 時間帯を日本に
  • パスワード変更
  • 自動サインインの設定(netplwiz)

4. Parsecをインストール

Parsecは、ホストになる端末から遅延なくストリーミングしてくれるようなサービス。商用のようですが、私のようなお試しではお金はかからないようです。(実際かかっていない)

クライアント側

  • Parsec ここからダウンロードしてインストールして、サインインを済ませておく

サーバー側

クライアント側と同じくParsecをダウンロードしてインストールしてログインすると、次のような画面が表示されるので「Connect」をクリックすると、AWSのインスタンスに接続される。
parsec
クライアント側のparsecのcconnectをクリック

5. サウンドの設定 

VB-Audio Virtual Appsをダウンロードして、VBCABLE_Setup_x64.exe をダブルクリック、「Install Driver」を選択する。インストールが終わったら、OSを再起動します。

結論

  • Parsecの低遅延効果が高く、驚いた。RDPで繋いだ時と雲泥の差であった。そのParsecがiPadOSで利用できないのがとても残念
  • 1時間100円で、お気軽に使う分にはおすすめ。ただし、長時間使うことが分かっているのであれば、素直にPCを自作した方が精神衛生的にいいかもしれない。

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