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iPad ProでMagic Trackpad 2を使う

Magic Trackpad 2を奥から。Lightning端子と電源スイッチがある iPad Pro
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2019年に発表されたiPadOS 13で、マウスによる操作が可能となりましたが、アクセシビリティの一機能という位置づけで普段使いはし辛いものでした。 そして2020年3月に発表されたiPadOS 13.4で、より実践的なマウスやトラックパッドによる操作に対応しました。ブログ記事などテキスト操作をする際の使い勝手が良さそうな仕様のため、購入し、使い勝手などを紹介したいと思います。
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Magic Trackpad 2と競合したのは、iPad Pro用のMagic Keyboard

同時に発表されたiPad Pro向けのMagic Keyboardは、トラックパッド付きのキーボードでMacbookのように扱える上、見た目がものすごく格好いいことから、とても惹かれました。
iPad Pro用のMagic Keyboardは、ケース付きのキーボードというより、ドックに近い気がします。PCのようにある程度置き場所が固定されていて、そこからちょっとだけ持ち運びたい、というイメージであれば最適だと思います。
ただ、私は次のように結論づけ、iPad Pro用のMagic Keyboardは購入しませんでした。
  • iPad Proを、屋外に持ち出す前提だと扱いづらい場面が多いのではないか
    • iPad Pro本体だけで使いたいとき、iPad Pro用のMagic Keyboardから取り外す必要がある
    • 液晶をカバーしているキーボードが、360度展開しないため、iPad Proだけで使う時は裸で持つ必要がある
  • 従来の白いMagic Keyboardを持っている
  • 必要な時にキーボードやトラックパッドを用意した方が機動力があるように思える
重い、と言うことも指摘しようと思ったのですが、私の環境では該当しませんでした。 iPad Pro専用Magic Keyboardは、約600gですので、合計で1,073gです。 対して私のスタイルの場合、全部で1,110gです。。。iPad Pro(with Smart Folio)単体で使うときは628gです。
  • iPad Pro 11-inch: 473g
  • Smart Folio: 175g
  • 従来の白いMagic Keyboard: 231g
  • Magic Trackpad 2 : 231g

Magic Trackpad 2 の概要

  • 高さ: 0.49cm – 1.09cm
  • 幅: 16.0cm
  • 奥行き: 11.49cm
  • 重量: 231g

外観

Magic Trackpad 2を真上から
Magic Trackpad 2を奥から。Lightning端子と電源スイッチがある
Magic Trackpad 2を右側面から。手前にかけて傾斜がある
Magic Trackpad 2の裏面。ツルツルしている。四方角にゴムが付いている
Magic Trackpad 2とMagic Keyboardを並べたところ

使い勝手

iPad Proに初めてつなげてみる

iPad ProとMagic Trackpad 2は、Bluetoothで接続されます。iPad Proの設定でBluetoothを有効にして、Magic Trackpad 2の電源を入れます。 その他のデバイス欄にMagic Trackpad 2が出てくるので、タップしてしばらくすると、「自分のデバイス」欄にタップしたMagic Trackpad 2が接続済みとして表示されれば、接続完了です。
設定AppでMagic Trackpad 2を認識させる
自分のデバイスにMagic Trackpad 2が含まれる
なお、次回以降はMagic Trackpad 2の電源を入れるだけで、自動的にiPad Proに接続されます。

設定

一般 > トラックパッド

iPad Proの設定画面の、一般>トラックパッドで次の4つの設定を変更が可能です。
設定AppでMagic Trackpad 2の設定を行う
Magic Trackpad 2の設定
軌道の速さ
ポインタの動きの速さを設定できます。
ナチュラルなスクロール
ブラウザなどで二本指のジェスチャーでスクロールが可能なのですが、この項目を有効にすることで自然なスクロールが実現されます。
  • 下から上への2本指スワイプ => 画面が下へスクロール
  • 上から下への2本指スワイプ => 画面が上へスクロール
タップでクリック
Magic Trackpad 2は、感圧センサーを搭載しています。トラックパッドの上を軽くタップするだけでクリックとしたい場合、この項目を有効にします。
2本指で副ボタンのクリック
2本指でタップしたときに、Macで言う副ボタンのクリック(Windowsで言う右クリック)のように扱う場合、この項目を有効にします。
iPad ProでMagic Trackpad 2の副ボタンを使用したところ

アクセシビリティ > ポインタコントロール

ポインタの大きさや色などを変更することができます。
Magic Trackpad 2 アクセシビリティでの設定

ジェスチャー

Appleのサイトに記載がありましたが、少し補足したいと思います。

Dockを開く

1本指で画面の下部までポインタをスワイプします。
画面下部にポインタがある状態で、下にスワイプするイメージです。

https://support.apple.com/ja-jp/guide/ipad/ipad66ce6358/ipados

コントロールセンターを開く

1本指でポインタを動かして右上にあるステータスアイコンを選択してから、クリックします。
または、右上にあるステータスアイコンを選択してから、1本指で上にスワイプします。

https://support.apple.com/ja-jp/guide/ipad/ipad66ce6358/ipados

Slide Overを表示する

1本指で画面の右端までポインタをスワイプします。Slide Overを非表示にするには、もう一度右にスワイプします。
画面右部にポインタがある状態で、右にスワイプするイメージです。 https://support.apple.com/ja-jp/guide/ipad/ipad66ce6358/ipados

Magic Trackpad 2の配置

Magic Trackpad 2を購入前、ホームポジションから少ない移動でMagic Trackpad 2へアクセスできればと考え、キーボードの手前に置くことを想定していました。実際そのような配置にして使ってみると、手のひらがMagic Trackpad 2へ触れてしまい、意図しないタップが複数回発生してしまいました
Magic Trackpad 2とMagic Keyboardの配置
設定で「タップでクリック」を無効にしてみましたが、手のひらでトラックパッドを物理的に押してしまうことで、感圧センサーがクリックと認識するため、改善しませんでした。結局、Magic Trackpad 2をキーボードの横や、手のひらよりも手前に置いてみたりと試行錯誤しているところですが、何れにしても、私が思っていた以上にMagic Trackpad 2を置くスペースを確保する必要があります。

[iPadOS 14] Magic Trackpad 2の電池残量表示

iPadOS 14で実装されたウィジットを使えば、Magic Trackpad 2を含めたApple製品の電池残量が確認できるため、非常に便利です。
上のスクリーンショットでは、左上から時計回りにiPad本体、AirPods pro、Magic Trackpad2、Apple Pencilの電池残量が表示されている。

結論

Magic Trackpad 2によって、iPad Proの画面に触れずに、Macのトラックパッドに似た感覚で操作がで4きるようになりました。2本指のジェスチャーなど、iPadOS13でマウス操作を初めて試した時に「こうできればなぁ」と思った操作ができてすごく快適になりました。
また、購入して使ってみて分かったネガティブなことを以下に記しますので、ご検討の参考になればと思います。
  • ケースやキーボードなど、諸々含めるとiPad Pro用のMagic Keyboardの方が軽い
  • Magic Trackpad 2は、ホームポジションの手のひらよりも手前に配置しないと、手のひらが意図しないクリックを誘発する

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